エルドラタックス少し語る
2016年12月22日 Magic: The Gatheringhttp://teamys.net/top/deckall.php/MODERN/1/1178791/
投稿しているエルドラタックスのデッキが瞬間的に週間652位にランキングしました!ありがとうございます。
なかなかy’sには書ききれないので、少しこちらで語ります
エルドラタックスというデッキについて
いわゆる白単のデスタクに黒を足して、サーチよりも手札を強く縛った結果、同色のエルドラージと相性が良くなったので投入してみた! という感じのデッキです。
デスタクが有していた、クリーチャーの先の細さが改善されて、どっしりした一方で、色制約がきつくなり、アド損が大きく響くようになった、という印象です。
http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?ID=13600&writer=Craig+Wescoe&articledate=11-4-2016
Creig Wescoeさんの記事でも紹介されているようにこのデッキはとても強いデッキだと思います。ちょっとマクロな視点でこのデッキを紹介したいと思います。
■エルドラタックスは3色デッキ
エルドラタックスは表記上はB/W aggroだったりB/W eldraziだったりと、2色デッキのアーキタイプに属します。が、実際のところ難題の予見者や変位エルドラージ用の無色マナを確保しつつ、潮の虚ろの漕ぎ手用には白黒、ちらつき鬼火のためには白白と、色拘束はかなりキツめです
モダンなら、フェッチランドとショックランドで、このくらいの色拘束は平均的かもしれないのですが、フェッチランドでは無色土地を釣れませんし、そもそもレオニンの裁き人とのシナジーからフェッチランド自体、採用しないのが一般的です。
そのため、初手のキープ基準は土地が何枚ある、というより何ターン目に何ができそうという、シナリオがどれくらい読めるかどうか、が割と重要です。
バントエルドラージは3ターン目に難題の予見者が叩きつけられるか、を見るのでこの辺に感覚の違いがあるように思います(エルドラタックスも3ターン目難題の予見者が強いムーブですが、妥協点の見出し方が難しいです。)
■エルドラタックスはジワリと攻める
バントエルドラージは貴族の教主の賛美が乗ったエルドラージがガッツリクロックを刻みますが、エルドラタックスはカードごとの薄いシナジーを重ねて得られたアドバンテージをコツコツと積み重ねて、小さくクロックを刻みます。
この辺の感覚を間違えるとあっさり負けるのがエルドラタックス。
■エルドラタックスはシナジーが大事
エルドラタックスのシナジーは
漕ぎ手+絞殺者で0:2交換
漕ぎ手+変位で1:2交換
ちらつき+絞殺者で2:3交換
裁き人+幽霊街 or パスで1:1交換とテンポ
↑に加えてサリアで更に縛る
というシナジーでアドバンテージを取っていきます。こうしたアドがないと、単なる熊の集まりなので、一見盤面有利でも、あっさり返されてしまいます。
■メインの大始祖の遺産
初期のエルドラタックスはメインに取っていましたが、最近はサイドにRIPを多めにとって、メインはバイアル4、パス4とすることが多いように思います。
自分はアグロやバーン、ドレッジを厚くみて、遺産と絞殺者のシナジーを重宝しています。遺産はドローに変わるので無駄にならないカードですし、絞殺者をただの3/2のチャンプブロッカーとして出す機会がぐっと減ると思います
■メイン遺産の代償
その代わりに抜いているのは変位エルドラージ。コイツは単体では仕事しないし、漕ぎ手や予見者とのコンボを取るにはマナが結構必要。デッキの色拘束の厳しさや、幽霊街でのマナ縛りから考えて、あんまり狙えないのが実情でした。
バイアルのカウンタが2で、変位エルドラージ出てるって状況は良いのですが、そもそもこの状況に至るまでが辛いのです
■メインに火と氷の剣
オシャレ枠。
コレにはかなりメタ読みが入っています。エルドラタックスを使い始めた頃に立て続けにマーフォークに負けたために1刺ししています。マーフォークは広がりゆく海でただでさえキツいマナ基盤を攻めてくるので、苦手な相手です。
■気になってるカード
まず、レオニンの裁き人。多色にはよく刺さるのですが、対抗色ファストランドの登場などで、ちょっと効きが悪いように思っています。というわけでサイドアウトされる機会が多い。このサイドアウト先をどうしようかと言うのが目下の悩み。
パンハモニコン。
ETB効果の重ね合わせで戦う都合上、相性は割りと良さそう。予見者が2体いてちらつき鬼火を出すと、相手は手札4枚追放(引けるのは2枚)とかひどいことになります。漕ぎ手にしても、除去と抜きたいカード2枚持たれていて、どちらを抜くか悩むというケースがあるので両方抜けたらとても嬉しい。火と氷の剣の枠か、サイドあたりに刺して、叫び大口を復活させるかというのを考え中。(2マナクリーチャーとして、レオニンのサイドアウト枠にもなるので)
とまぁ、ざっくりと語ってきました。
まだまだ色々変更できそうな余地があって、まだまだ楽しいデッキです。
投稿しているエルドラタックスのデッキが瞬間的に週間652位にランキングしました!ありがとうございます。
なかなかy’sには書ききれないので、少しこちらで語ります
エルドラタックスというデッキについて
いわゆる白単のデスタクに黒を足して、サーチよりも手札を強く縛った結果、同色のエルドラージと相性が良くなったので投入してみた! という感じのデッキです。
デスタクが有していた、クリーチャーの先の細さが改善されて、どっしりした一方で、色制約がきつくなり、アド損が大きく響くようになった、という印象です。
http://magic.tcgplayer.com/db/article.asp?ID=13600&writer=Craig+Wescoe&articledate=11-4-2016
Creig Wescoeさんの記事でも紹介されているようにこのデッキはとても強いデッキだと思います。ちょっとマクロな視点でこのデッキを紹介したいと思います。
■エルドラタックスは3色デッキ
エルドラタックスは表記上はB/W aggroだったりB/W eldraziだったりと、2色デッキのアーキタイプに属します。が、実際のところ難題の予見者や変位エルドラージ用の無色マナを確保しつつ、潮の虚ろの漕ぎ手用には白黒、ちらつき鬼火のためには白白と、色拘束はかなりキツめです
モダンなら、フェッチランドとショックランドで、このくらいの色拘束は平均的かもしれないのですが、フェッチランドでは無色土地を釣れませんし、そもそもレオニンの裁き人とのシナジーからフェッチランド自体、採用しないのが一般的です。
そのため、初手のキープ基準は土地が何枚ある、というより何ターン目に何ができそうという、シナリオがどれくらい読めるかどうか、が割と重要です。
バントエルドラージは3ターン目に難題の予見者が叩きつけられるか、を見るのでこの辺に感覚の違いがあるように思います(エルドラタックスも3ターン目難題の予見者が強いムーブですが、妥協点の見出し方が難しいです。)
■エルドラタックスはジワリと攻める
バントエルドラージは貴族の教主の賛美が乗ったエルドラージがガッツリクロックを刻みますが、エルドラタックスはカードごとの薄いシナジーを重ねて得られたアドバンテージをコツコツと積み重ねて、小さくクロックを刻みます。
この辺の感覚を間違えるとあっさり負けるのがエルドラタックス。
■エルドラタックスはシナジーが大事
エルドラタックスのシナジーは
漕ぎ手+絞殺者で0:2交換
漕ぎ手+変位で1:2交換
ちらつき+絞殺者で2:3交換
裁き人+幽霊街 or パスで1:1交換とテンポ
↑に加えてサリアで更に縛る
というシナジーでアドバンテージを取っていきます。こうしたアドがないと、単なる熊の集まりなので、一見盤面有利でも、あっさり返されてしまいます。
■メインの大始祖の遺産
初期のエルドラタックスはメインに取っていましたが、最近はサイドにRIPを多めにとって、メインはバイアル4、パス4とすることが多いように思います。
自分はアグロやバーン、ドレッジを厚くみて、遺産と絞殺者のシナジーを重宝しています。遺産はドローに変わるので無駄にならないカードですし、絞殺者をただの3/2のチャンプブロッカーとして出す機会がぐっと減ると思います
■メイン遺産の代償
その代わりに抜いているのは変位エルドラージ。コイツは単体では仕事しないし、漕ぎ手や予見者とのコンボを取るにはマナが結構必要。デッキの色拘束の厳しさや、幽霊街でのマナ縛りから考えて、あんまり狙えないのが実情でした。
バイアルのカウンタが2で、変位エルドラージ出てるって状況は良いのですが、そもそもこの状況に至るまでが辛いのです
■メインに火と氷の剣
オシャレ枠。
コレにはかなりメタ読みが入っています。エルドラタックスを使い始めた頃に立て続けにマーフォークに負けたために1刺ししています。マーフォークは広がりゆく海でただでさえキツいマナ基盤を攻めてくるので、苦手な相手です。
■気になってるカード
まず、レオニンの裁き人。多色にはよく刺さるのですが、対抗色ファストランドの登場などで、ちょっと効きが悪いように思っています。というわけでサイドアウトされる機会が多い。このサイドアウト先をどうしようかと言うのが目下の悩み。
パンハモニコン。
ETB効果の重ね合わせで戦う都合上、相性は割りと良さそう。予見者が2体いてちらつき鬼火を出すと、相手は手札4枚追放(引けるのは2枚)とかひどいことになります。漕ぎ手にしても、除去と抜きたいカード2枚持たれていて、どちらを抜くか悩むというケースがあるので両方抜けたらとても嬉しい。火と氷の剣の枠か、サイドあたりに刺して、叫び大口を復活させるかというのを考え中。(2マナクリーチャーとして、レオニンのサイドアウト枠にもなるので)
とまぁ、ざっくりと語ってきました。
まだまだ色々変更できそうな余地があって、まだまだ楽しいデッキです。
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